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■ご所属の団体、事業の紹介をお願いいたします。
紅梅の植栽を行う事で、小高の“紅梅の里”づくりを進めています。もともと南相馬市小高区(旧小高町)は梅の木が多くたいへん美しかったことから、紅梅の里として知られてきました。これまで会社の事業で緑化材の生産販売を行ってきましたが、近年、紅梅の栽培に力を入れ始め、現在まで計6,000本ほど(5ヘクタール)を植栽しました。東日本大震災の被害と原子力発電所事故災害の影響を大きく受けた小高区ですが、復興の一助になればと思い、紅梅の里の復活を目指してこの活動を進めています。
○ プロフィール
相馬アグリ株式会社
大内 安男(おおうち やすお)さん
住所:福島県南相馬市原町区北泉字浦頭440-6
連絡先:0244-26-9941
Q1:取組みのきっかけは、どのようなことでしたか。
紅梅の品種を紹介している記事を目にしたのがきっかけです。2011年の震災後、この地域の農地再生事業に深く携わっていたこともあり、はやくから当地で栽培事業を進めていました。その時に、たまたま関連誌を読んでいて偶然出会ったのが、とある紅梅の品種でした。この土地の地理的特性も活かすことが出来る品種であったため、ぜひ育ててみようと考え、植栽に取り組むようになりました。いままで本業で花木を育ててきたこともあり、そのノウハウを活用しながら小高の美しい風景を取り戻して、皆さんに喜んでもらいたいと願っています。
Q2:力をいれていることは、どのようなことですか。
紅梅の栽培とともに、6次化商品の開発も検討を進めています。紅梅による景観づくりだけでなく、その果実を使った食べ物や飲み物なども商品化したいと思っています。
Q3:楽しみにしていることは、どんなことですか。
これから植栽範囲をさらに広げて、いずれは小高の“あらたな観光スポット”にしていければと思っています。御近所の方はもとより、地域の若い方や子どもたちが遊びに訪れることができるような場所にしていければと楽しみにしています。同時に、紅梅商品の開発も大きな楽しみです。地域で販売していくことで、この土地の特産品として定着してくれたらありがたいですね。
Q4:これからチャレンジしたいことは、どんなことですか。
紅梅の圃場を有効利用して、養鶏(鶏の放し飼い)もチャレンジしてみたいと思っています。自然の中でのびのびと鶏を育てて、そこで取れた有精卵を使った手料理もお店で提供してみたいと考えています。
Q5:現在お住まいの市町村の、魅力を教えてください。
太平洋に面して海の幸も豊かながら、山では様々な山菜が育ちますし、本当に自然豊かな場所です。未だ震災後の影響も残っていますが、自然を活かせば、まだまだ可能性を秘めた土地だと思っています。
メッセージをお願いします。
新規就農を考えている方、移住を検討している方に、ぜひこの地域でチャレンジして欲しいと思っています。二地域居住や週末農業、通勤型就農などのあらたな就農形態も拡がって欲しいですね。
相馬アグリ株式会社
住所:福島県南相馬市原町区北泉字浦頭440-6
連絡先:0244-26-9941