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震災後に福島県相馬市で新規就農された大野村農園さん。
現在、2人の子供と他県から来てくれるボランティアさんや研修生の皆さんとともに畑を耕しています。
ブロッコリーや白ネギなどの野菜を育てつつ、とことん「循環型」にこだわった自然卵養鶏による「相馬ミルキーエッグ」も販売。(昨年1月に第2回ふくしま産業賞受賞)
また、相馬唯一の伝統野菜である「相馬土垂(そうまどだれ)」の復活にも力を入れています。
今回はそんな幅広い活動を続けられている大野村農園・菊地陽子さんにインタビューさせていただきました。
〇 プロフィール
大野村農園
菊地 陽子(きくち ようこ)
住所:福島県相馬市大坪字西畑23-1
連絡先:090-7574-3114
メール:oonomura.nouen@gmail.com
ホームページ:
https://www.oonomuranouen.com//
Q1:相双地域の市町村へ来ることとなった「きっかけ」は、どのようなことでしたか。
相馬市出身の夫との結婚です。
以前から夫と2人でふるさと農業をやりたいと話していました。
Q2:現在お住まいの市町村へ、来てみていかがでしたか。
私自身の出身が香川県でしたので、そこまで田舎に対しての抵抗がなかったのもあり毎日楽しく生活しています。
Q3:現在お住まいの市町村の、おすすめスポットをご紹介ください。
盆踊りがおすすめです。
特にこちらでは地区ごとに開催している小さな盆踊りでも生唄や生演奏がされていて昔ながらの風情を感じられるところがすごいですね。
Q4:移住・定住されるにあたって、ご利用になった支援制度等はありましたか。
農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)
Q5:これから移住・定住を検討さている方へ、メッセージをお願いします。
まずは考えるより行動だと思います。
そこから実際に住んでみて、周りの方たちとのつながりをつくっていくことが大切だと思います。
Q6:取組のきっかけは、どのようなことでしたか。
夫と2人で自給自足をテーマにふるさと農業をはじめ、旧耕地などを利用して少しでもその地域の役に立つことができたらいいなと話していました。
始めた時期としては震災の後からで、はじめは野菜の生産だけをはじめ、2014年に「ミルキーエッグ」がスタートしました。ミルキーエッグを産むニワトリの餌に魚のアラを利用させてもらったりし、そこから相馬の漁師の方たちともつながりをもたせていただくようになりました。
Q7:力をいれていることは、どのようなことでしたか。
研修生やボランティアを希望している方の受け入れです。
農業をやったみたいという学生や海外の方を受け入れし、実体験を積むお手伝いができればと思っています。
また去年1月に第2回ふくしま産業賞をいただいた「ミルキーエッグ」を産後のママに出産内祝いや離乳食期の赤ちゃんが食べる初めての卵にもおすすめしています。オーガニックだから、みんなに安心ですのでより色々な方に利用していただけるように販売していきたいです。
Q8:楽しみにしていることは、どんなことですか。
研修生やボランティアとの共同生活を通した触れ合いや交流です。
現在もドイツ人研修生が来て、農業を通して交流させてもらっています。
Q9:これからチャレンジしたいことは、どんなことですか。
これから民泊の受け入れをしていきたいと考えていて、今はその準備中です。
農業体験や、その日に収穫したもので夕食を作りみんなで食事をするなど、こちらの暮らしや生活を体感してもらい楽しい時間を共有出来たらいいなと感じています。
Q10:その他、ございましたらお願いいたします。
一般の方も参加できる農業体験など単なる農業だけではない、食育、伝統の継承、地域循環、オーガニックな暮らしのご提案も可能ですので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください。
農園と養鶏場の様子
販売所の様子